ひねもす・くるり

ぬるい風が吹き込んだ この町が いつの間にか夏になろうとしている

午後14時に ぐっと踏み込んだアスファルトの熱は

足止めには不向きなサービス サンダル脱ぎ捨て



どこまでいけるのかな?って。 麦わらと誰かのチャリで

根拠もなく風上を目指すよ!



きっと大丈夫さ僕は シャツの裾まくり上げてさ

噛み砕いた氷の味も 思い出せるさ

少し ほんの少しでも遠くを目指すんだ僕は 不器用に ペダルをこぐ



昨日の電信柱のセミが

川にのまれ海にたどり着いたんだ それなのに

僕の1日は短すぎて 夕暮れ

まだこんなところにいる



くるりくるり.....ほら回るよ 影おくりで過ぎた

昼間は取り戻せそうにもない 夕暮れ河原であきらめがついた



ゆるんだ口の端から 流れながる思考回路が

とろけて淡いオレンジの空を映すよ

僕の気分はピーク もうすこし河原にいるよ

次へつなぐマジックアワーが


町をつつむよ...町をつつむよ......

 

 

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